葉挿しのコツ

1.葉挿し(はざし)とは?

多肉植物の中には葉をはずすと取れた葉の接続部から、芽や根が出て新しい個体に生育する品種があります。
そして、その栽培方法を葉挿し(はざし)と呼びます。
多肉植物の強い生命力の秘訣は、葉に溜め込んだ養分です。葉から芽が出てくるのも納得ですね。

アイコンの説明
かんたん♪夏以外いつでもOK!梅雨入りから熱帯夜がおさまる頃までの非常に暑い時期を除けば、一年中葉挿しができる品種。
難しい…少しコツがいります!葉がはずれにくかったり、季節を選ぶ品種。
2.以降の葉挿しのコツをご参照下さい。
成功率はとても低いです…カクト・ロコにおいて葉挿しの成功経験がない品種。
もしくは非常に稀だが成功することがある品種。

2.一番の適期は秋口!

  • 本州(比較的温暖な地域):9月中旬~10月上旬
  • 寒冷地         :8月いっぱい
  • 北海道         :秋口より春先がオススメ。4月頃に行うとよいでしょう。

※葉挿しの難易度が簡単な品種は真夏を除いた全てのシーズンで葉挿しができます。

3.ハリのあるイキイキとした葉を選ぶ。

ハリがなかったり、色が悪い葉は芽が出にくい場合があります。

4.葉のはずし方。

葉や親株にストレスを与えないように、優しく接続部が傷まないよう注意しながらはずしましょう。
※使用した品種:デビー(グラプトベリア属)

1.取りたい葉を摘む
1.取りたい葉を摘む
2.葉を横にスライドさせるように優しくはずす。
2.葉を横にスライドさせるように優しくはずす
3.親株の接続部
3.親株の接続部
4.葉の接続部
4.葉の接続部

画像3.4.の接続部がグチュグチュ瑞々しい状態など、葉が綺麗にはずれていないと芽が出にくく、葉挿しの成功率は下がります。

5.はずした葉は風通しの良い日陰で1ヶ月程度放置します。

1ヶ月程度経過すると葉の接続部から根や芽が出てきます。

外したあと2ヶ月程度たったもの。
外したあと2ヶ月程度たったもの。
葉から芽や根が出たのを確認したら乾いた土に植えます。
葉から芽や根が出たのを確認したら乾いた土に植えます。
Point!

1~2ヶ月で土に根が張ります。それまでの間に水やりの水圧で葉が動いたり、葉っぱ本体が曲がるなど、様々な要因で挿しておいた葉が土から抜けてしまうことがございますが、その都度土に埋めてあげましょう。

6.その後の管理はそれぞれの品種の管理方法と同じです。

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